INSTANT RAMEN COLUMN — 添加物

トランス脂肪酸とラーメン|油揚げ製法の課題

WHOは2018年に「トランス脂肪酸を2023年までに食品から排除する」目標を宣言。インスタントラーメンの油揚げ麺製法には、微量のトランス脂肪酸が含まれる可能性があります。各社の対応状況と消費者の選択戦略を解説します。

目次

  1. トランス脂肪酸とは何か
  2. 健康への影響
  3. インスタントラーメンへの懸念
  4. 各社の取り組み
  5. 結論:心配ならノンフライを選ぶ

トランス脂肪酸とは何か

トランス脂肪酸は、植物油を硬化する過程や高温加熱で生成される脂肪酸。マーガリン・ショートニング・揚げ油などに含まれます。WHOは「1日摂取量を総エネルギーの1%未満」と勧告。日本人の平均摂取量は0.3%程度と低めですが、海外水準と比較しても削減余地があります。

健康への影響

トランス脂肪酸の過剰摂取はLDLコレステロール上昇・HDLコレステロール低下・心血管疾患リスク増加と関連。Mensink & Katan(1990)のRCTで、トランス脂肪酸摂取量と冠動脈疾患リスクの線形関係が示されました。

インスタントラーメンへの懸念

油揚げ麺は植物油(パーム油・ラード等)で揚げる工程で、1食あたり0.1g未満のトランス脂肪酸が含まれる可能性があります。日清食品・東洋水産・サンヨー食品ともに公表値は「ごく微量」レベル。海外の高温揚げ製品(過去の米国製ファストフード等)の1〜5g/食と比べると著しく低水準です。

各社の取り組み

日清食品は「トランス脂肪酸低減フライ油」を採用し、2010年代以降は1食あたり0.1g未満を実現。東洋水産・サンヨー食品も同様の対応。ノンフライ麺はそもそも揚げ工程がないため、トランス脂肪酸はほぼゼロです。

結論:心配ならノンフライを選ぶ

現在の日本のインスタントラーメンのトランス脂肪酸量はWHO基準内に十分収まる水準。気になる方はノンフライ麺を選ぶのが確実な選択肢。マルちゃん正麺、日清ラ王、サッポロ一番久世福商店、BASE RAMEN等が候補です。

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