骨と血管の石灰化に、
K2 MK-7のエビデンスを。
ビタミンKは血液凝固・骨形成・血管石灰化抑制に必須の脂溶性ビタミン。納豆に多く含まれるK2 MK-7は、日本人の食文化と相性の良い栄養素ですが、納豆を食べない方や閉経後女性ではサプリでの補給が選択肢になります。本ページでは国内外15製品を比較します。
ビタミンKとは、どんな栄養素か
血液凝固因子の肝臓での合成、骨形成(オステオカルシン活性化)、血管・軟組織の石灰化抑制(MGP活性化)に必須の脂溶性ビタミン。
VITAMIN Kの主な働き
- 血液凝固因子の肝臓合成に必須(古典的な役割)
- 骨形成のサポート(オステオカルシンのγ-カルボキシル化を介した骨石灰化)
- 血管・軟組織の石灰化抑制(マトリックスGlaタンパク質MGPの活性化)
- 抗がん剤治療中、抗凝固薬服用中の方は摂取に注意
K1・MK-4・MK-7、3つの形態
ビタミンK1(フィロキノン)は緑黄色野菜由来、主に血液凝固に関与。半減期は1-2時間。
K2 MK-4(メナキノン-4)は動物性食品由来。日本では「グラケー」(高用量45mg/日)として骨粗鬆症治療薬として承認。
K2 MK-7(メナキノン-7)は納豆など発酵食品由来。半減期72時間で、MK-4より8〜12倍の栄養価とされる。骨密度・血管石灰化対策のサプリの主流形態。
納豆を食べない方の
K2不足リスク
健康な日本人は通常ビタミンKが不足することは稀ですが、納豆を食べない方、抗生物質を長期服用している方、高齢者、CKD(慢性腎臓病)患者ではK2不足のリスクがあります。一方、納豆を週数回食べる方は「天然のK2サプリ」を摂っているとも言えます。
K1(1-2時間)やMK-4(1-2時間)と比較し、MK-7は72時間と圧倒的に長い半減期を持ちます。これがMK-7が骨密度・血管石灰化対策のサプリの主流形態である理由です。
ビタミンK2選びで注意すべきポイント
必要量と、なぜK2 MK-7サプリで補うのか
ビタミンKの必要量は基準によって幅があります。日本の食事摂取基準は150μg/日(成人男女共通の目安量)で、サプリ用途のK2 MK-7は100-300mcg/日が一般的です。
| 基準 | 推奨/目安量 | 備考 |
|---|---|---|
| 厚生労働省「食事摂取基準」目安量 | 150μg / 日 | 成人男女共通。耐容上限量は設定されていない。 |
| K2 MK-7サプリの一般的用量 | 100-180mcg / 日 | 研究で骨密度・血管石灰化に影響が報告される範囲。 |
| 高用量K2サプリ | 300-1000mcg / 日 | NOW Foods(ナウフーズ) Extra Strength、Carlson Labs(カールソンラボ) K2 5mg等の高用量品。 |
| 医療用MK-4(グラケー) | 45mg / 日 | 骨粗鬆症治療薬として処方される用量(サプリではない)。 |
サプリ選びの5つのポイント
ドラッグストアの単独製品から、海外iHerbのD3+K2併用品まで、ビタミンKサプリの選択肢は意外と幅があります。製品ごとの違いを見極めるために、編集部は以下の5つの観点で評価しています。
充足設計
ビタミンKの形態(K1/MK-4/MK-7)、配合量(MK-7は100-300mcg/日が一般的)、サポート成分(D3、カルシウム)との組み合わせ。
原料グレード
MenaQ7®(Kappa Bioscience特許原料)等の認証原料の有無、GMP製造、Non-GMO、ベジタリアン/Vegan対応。
専門家関与度
製薬会社の関与、医療従事者向けブランド(Thorne(ソーン)、Doctors Best等)、Life Extension(ライフエクステンション)等の長寿研究機関連携。
吸収最適化
脂溶性ビタミンのため、ココナッツオイル・MCT・ソフトジェル等の脂質併用設計、リポソーマル製剤、D3・カルシウムとの同時摂取設計。
継続適性
1日コスト、入手性、剤形の使いやすさ。長期摂取を前提とした評価。
編集部おすすめランキング TOP 5
5軸スコア(充足設計・原料グレード・専門家関与・吸収最適化・継続適性)で総合評価した上位5製品。No.1のLife Extension(ライフエクステンション) Super K with Adは4.62の高評価を獲得しています。
💰 1日コスパで選ぶTOP5
サプリは継続することで効果を発揮するもの。総合スコア4.0以上を維持する製品の中から、1日コスト順でTOP5を紹介します。
※ 1日コストは標準摂取量に基づく算出。海外製品の日本円換算は為替・在庫により変動します。
15製品を比較する
カテゴリと規制区分を含めた15製品の横断比較表。順位はすべて総合スコア順です。
📋 規制区分について
本サイトでは、各製品の日本における規制状況・購入経路を以下の区分で明示しています。海外サプリは個人輸入・並行輸入で入手可能ですが、日本の食品衛生法・健康増進法の規制下にないため、用量・成分・表示が日本基準と異なる場合があります。
日本国内のドラッグストア・通販で正規流通する食品サプリ。食品衛生法・健康増進法の規制下。
日本で第3類医薬品・指定医薬部外品等として承認された製品。効能効果が公的に認められた領域。
日本では正規流通せず、個人輸入・並行輸入でのみ入手可能な海外サプリ。日本の表示・品質規制は適用されません。
並行輸入かつ日本の耐容上限量(UL)を超える高用量。長期摂取で健康影響リスクがあり、医師相談を推奨します。
VITAMIN Kのコラム
VITAMIN Kの役割・推奨量・選び方を解説する「基本シリーズ(5記事)」と、主要論文を参照した「研究レポートシリーズ(5記事)」を公開。栄養素の理解を深めたい方向け。他の栄養素のコラムや、サプリメント全般の基礎知識のコラムはコラムカテゴリ一覧からご覧いただけます。
基本シリーズ(全5記事)
ビタミンKとは|役割・働き・3つの形態
血液凝固・骨形成・血管石灰化抑制でのビタミンKの役割と3形態(K1・MK-4・MK-7)の解説。
MK-4 vs MK-7|半減期と栄養価の違い
MK-7の72時間半減期、MK-4の医薬品実績、サプリでの選び分け。
ビタミンK2は何mcg摂るべきか
日本の目安量150μg、研究での効果用量100-180mcg、高用量サプリの位置づけ。
ビタミンKとビタミンD3併用の合理性
骨形成・カルシウム代謝でのK2とD3の相補的作用、Hu 2021メタ分析の根拠。
ビタミンKサプリ選びの最終チェックリスト
形態・用量・MenaQ7®認証・D3併用・抗凝固薬の確認の5軸チェック。
研究レポートシリーズ(全5記事)
主要メタ分析・RCT・最新の骨健康・血管石灰化研究を参照した論文ベースの深掘りシリーズ。各テーマのエビデンスを中立的に検証します。
【研究レポート】K2と骨密度|Zhang 2025閉経後骨粗鬆症メタ分析
骨代謝マーカー改善のメタ分析。MK-7補給と骨形成・吸収マーカーの論文ベースの検証。
【研究レポート】K2と血管石灰化|Li 2023メタ分析(14 RCT 1,533名)
冠動脈石灰化スコア・dp-ucMGPでの効果を統合解析した論文ベースの検証。
【研究レポート】日本人エビデンス|Wen 2025納豆-MK-7-骨密度メタ分析
6試験2,327名の日本人エビデンス特化メタ分析。納豆摂取量と血中MK-7・骨密度の論文ベースの検証。
【研究レポート】K+Ca併用と骨密度|Hu 2021メタ分析(10 RCT 1,346名)
カルシウム単独 vs K+Ca併用の腰椎骨密度比較。SMD 0.20の効果を論文ベースで検証。
【研究レポート】CKD患者でのK2 MK-7|RenaKvit試験の進行中
NCT02976246進行中RCT。CKD患者の血管石灰化・骨疾患予防効果を検証。
月次研究ダイジェスト
ビタミンK関連の最新論文を毎月整理してお届けする月次ダイジェスト。系統的レビュー・メタ分析・大規模RCTを中心に、論文ベースでエビデンスの現在地を中立的に紹介します。
サプリメント選び方の総合ガイド
21栄養素を網羅した「サプリメントの選び方完全ガイド」では、編集部の5軸スコア、目的別の選び方、安全性・FAQを整理しています。サプリ選びに迷ったらまずこちらをご覧ください。